51. どんな時でも韓国語

「39. 心の応急処置」 が必要な程ではなくても、何となくモヤモヤとした嫌な気分に囚われて

しまうことがあります。そんな時、韓国語のレッスンのことを考えると自然にウキウキして来る

から不思議です。この気持ちは、ここ1ヶ月くらい顕著に現れており、自分でもいったい何が

それほど楽しいのかわからないのですが、今の私にとって、いわゆる生き甲斐的存在です。

だからと言って、レッスンは決して順調ではありません。

順調でないとは物理的問題ではなく、私自身の習熟度に関してのみですが…


考えてみると私は定期的に身近な生き甲斐が変わります。少し前は 「ピアノを弾くこと」 で

ショパンノクターン13番を練習する為、会社にいても旅先でも早く家に帰りたいと思いました。

「早く家に帰ること」 そのことだけでウキウキしたのです。

その前は 「長編小説」、その前は 「筋トレ」、その前は 「水泳」と、ず~っと遡って

どこまでも遡ってゆくと…


一番古い記憶は、「競馬」 でした(笑) 「はぁ~? 競馬が好きだったの?」と、

言われてしまいそうですが、私の家は、多摩川沿いにあり、多摩川の土手に立って

川を背にすれば 「耳をすませば」 の丘が見え、その反対だと 「東京競馬場」 が見えます。

その環境から子どもの時、競馬場は絶好の遊び場でもあって、美しく大きい競走馬に

魅せられたのも不思議ではありません。そんな訳で 「競馬」と言っても子どもなので

馬券を買うことではなくて 「競走馬への憧れ」といった気持ちでした。

小学生の私が興味深かったのは競走馬の「血統」で、その馬の、お父さん、お母さんを筆頭に

お祖父さん、お祖母さん、曾お祖父さん、曾お祖母さん、曾曾お祖父さん、曾曾お祖母さん

と続く 「血統表」 に何とも言い知れぬ魅力を感じたと同時に、血統が何より優先される

世界を垣間見て、子どもながらに人間も同じように血統が優先されたら良くないなぁ~

と思いました。でも競走馬に関しては、間違いなく血統が成績に反映されており、

そのことが不思議な浪漫のようであり、ウキウキする事柄でした。

ちなみにご贔屓は、スピードシンボリ と アローエクスプレス、この2頭の躍動感溢れる

名前を聞いただけでウキウキしました。


そして、現在は韓国語。

言葉が自由に使いこなせれば、間違いなく世界が広がり、新しい発見があると思うので、

その期待感から来るウキウキのような気がします。


ただし ここに書く時の 「韓国語」 という呼称すら、どうしようか考えてしまう現実があります。

韓国・朝鮮語と書くべきなのか、でも 呼称問題の記述 によれば、両方書いたからと言って

済む問題ではなさそうです。両方書くと順番が問題になるような…


飛び込む勇気だけを武器にして、これからも地道に勉強を続け、新たな発見を目指します。

54. 祖国と母国

Shenyang Skyline
瀋陽市の風景 Shenyang Skyline by ASDFGHJ


韓国語を中国 遼寧省 瀋陽市在住の朝鮮族 K先生に習い始めてから2ヵ月が経ち、

数えてみると、1回50分のレッスンを既に20回も受けたことになります。

毎回レッスンを始める前に、フリートークをすることは以前にも紹介しましたが、

最近はなるべく新しい単語を多く覚えたいこともあり、ある程度準備をして臨みます。

それで先日は、間近に迫った上海万国博覧会について聞いてみたところ、意外な答えが

返って来ました。 「とても心配です。中国人のマナーが悪いことは知っているでしょう。

大勢の人が一気に押し寄せた時、順番待ちがちゃんと出来るか、ゴミはきちんと決められた

場所に捨てられるか、とても心配しています。」

私は返答に困り、根拠もないのに 「大丈夫ですよ」 と言ったら

「どうして大丈夫だと思うのですか?」と逆に聞き返されてしまいました。

この文章だけでは、K先生の意図とかニュアンスは伝わらないと思いますが、このような

中国国内の話題になる時、K先生は「祖国」である中国という国の人民の立場で話されます。

自分の国が 「世界中の笑いものになるのは忍びない」 「恥をかきたくない」との思いが

強く感じられ、祖国に対する愛情、良い面も悪い面も含めて自国を愛おしく思う気持ちの

現れで、「祖国に対する愛国心」なのかもしれないと推測しました。

「日本も東京オリンピック、大阪万博など、国際的な催しを経験することで、形だけの

成長ではなく、国際的な基準を意識するようになったので、中国も北京オリンピック、

上海万博で、きっと変われるから心配いらないですよ」との、ちょっと苦しい私の返答に、

「本当ですか? それなら良かったです!」と大喜び。

そんな訳で、けなげに心配するK先生を裏切らない結果を期待したいものです


そのK先生も、ひとたび日常生活や心情の話になれば、突然様子が違ってきます。

何かの事柄について話す時には必ず 「漢族は…」 「朝鮮族は…」と分けて説明があり

漢族とは根本的に違うことを誇りに思っている様子が伝わってきます。

それでも漢族を快く思っていない訳ではなく、愛情すら感じられるものの、「母国」で

ある朝鮮・韓国に対する思いは、その何倍も強い民族愛から成り立っていると思われ、

それは、自分が自分である証と言えるものなのではないでしょうか…


「祖国には愛国心」 「母国には民族愛」 日本人には理解しづらい部分ですが、

端的な例が、K先生の以下の話です。

「朝鮮族は、中国人(漢族)と結婚するより、違う外国人と結婚したほうが、うまくいく

と言われています。漢族以外の外国人となら、お互いに合わせる努力をして我慢しますが

漢族に対しては一切遠慮しないです。他所の人には遠慮するけれど、家族や親戚には、

遠慮しないのと同じです。結局、朝鮮族同士が一番良いということになりますね。」



祖国と母国が同一である私をはじめ多くの日本人は、愛国心と民族愛を分けて考える

必要がないのだから、物事をもっとシンプルに相手を思いやって助け合えないのか、

どんな困難にも団結して立ち向かえないのかと、今の日本の現状も歯痒く思いました。

つづく

67. 韓国語 Skype (スカイプ) レッスンの醍醐味

中国遼寧省 瀋陽市 在住、朝鮮族の先生に習っている韓国語 Skype(スカイプ)レッスンは

数えてみると、既に30回を超えたようです。自分自身では上達した実感はありませんが、

K先生は 「とても頑張っているので順調ですよ!」 と、おっしゃるので、すっかりその気に

なって楽しみながら進めています。 「長続きの秘訣」 と、言ってもまだ3ヶ月弱ですが、

集中力が途切れないのは本当にK先生のお陰で、自宅の一室に 「どこでもドア」 があって

韓国・中国・北朝鮮を自由に行き来しているかのような錯覚さえ起こります。


5月の初め、K先生は親友の結婚式と、別の親友のお母さまの還暦祝いが同じ日にあって

とても忙しい1日の話をしてくださいました。結婚式の披露パーティーは、瀋陽市内にある

北朝鮮国営レストランで行われたとのこと、値段が高いので一般市民は何か特別な催しが

ある時のみ利用するそうです。北朝鮮人ウエイトレスは全員が小顔の超美人、サービスが良く

給仕の他にリクエストすれば歌や踊りを披露してくれるそうですが、言葉は何故か、みんな

早口で聞きとれず、聞きなおすこともあったとか。料理はとても美味しいけれど量が少なく

沢山注文しなければ、お腹がいっぱいにはならないのが難点。食事が一段落して、歌と踊り

のリクエストが入った時、もう1つ別のパーティー(還暦祝い)に向わなければならない

時間になり泣く泣く席を立ったけれど、還暦祝いも盛大かつ心温まる楽しい集いだったので

「両方参加出来て本当に良かった」 と満足されていました。


その話を聞いた3日後の5月8日のレッスンでは、K先生の声のトーンがいつもより高く

少し興奮ぎみでした。 「昨日、金正日 が来たのですよ! 市内の主要道路は全て封鎖されて

私は約束があったのに行けませんでしたが、家のすぐ近くを通ったのでドキドキしました!」

今思えば、中朝首脳会談が不調に終わり、北京での日程を1日早めて瀋陽市に向った と

ありましたので、予定より1日早い到着は瀋陽市にとって大変なことだったと思います。

「中国にとって金正日の訪問は、アメリカの大統領が訪問する時より警備が厳重で、市民は

日常生活に支障をきたす程です」 とK先生。でもこの口調で、金正日に対してどんな感情

を持っているのか、私には計り知れず上手に尋ねることも出来ません。

私がこれまでに書いた 「検証シリーズ」 などには、遠巻きに 太陽政策 を批判する内容を

載せて来ましたが、K先生の考えはたぶん違うような気がします。

それでも、そんなことは2人にとってどうでも良いことで、単に先生と生徒の関係だから

だけではなく、(もちろん自己満足な部分が大半だとは思いますが…)

「考え方や立場が違っても仲良く出来ることの良い例だ」 と確実な手ごたえを感じています。


瀋陽故宮 崇政殿
瀋陽故宮 崇政殿 Chongzheng Hall, Mukden Palace, Shenyang, China by Kallgan

つづく

99. 愛していないけれど結婚します

今年2月後半から突然始めた韓国語スカイプレッスンは、もう少しで50回目を迎えます。

50回は週1度のレッスンなら1年かかる回数なので、かなりハイペースだとは思いますが

自宅で出来る気軽さから、時間的な負担を感じることはありません。

レッスンの予約は1ヵ月前から可能で、キャンセルは前日の夜9時まで自由なシステム、

まだ1度もドタキャンすることなく続いていることには、ささやかな満足感を覚えます。

41. 白頭山(백두산)は美しいです で触れたようにユニークなダイアログで定評のある

木内明 先生著 のテキストは練習問題もユニークで、飽きずに続けられる要因の1つです。


例えば、逆説の意味の接続語尾 「~であるが~です」 が登場した時は、


사랑하지 않지만 결혼해요. (愛していないけれど結婚します)


私    「え~~ これ、変ですよねぇ~ こんなの実際ありますか?」

K先生 「私はしませんが、お金持ちになるためなら、そうする人は多いです」

私    「ドラマじゃなくて実際の話ですか?」

K先生 「もちろんです」


私は納得できませんでしたが、次の問題は対照的で、ほっとしました。


돈은 없지만 우리는 행복해요.  (お金が無いけれど私達は幸せです)


こんなことを書くと、「あなたはお金に苦労したことがないから、わからないのよ」 と

また意地悪な声が聞こえてきそうですが、お金が無くても幸せな人がいることを

私はよく知っており、それは1人や2人ではありません。逆に裕福でも不幸な人は

たくさんいて、それは執着心によるところが大きいと、いつも思います。


こんなふうに、木内明 先生のテキストは、日常生活の中で、いろいろと思いを巡らせて

発展させられるので気に入っていますが、覚えた先から忘れる状態は相変わらずです。

それでも今は後戻りせず前に突き進み、出来なくても落ち込まず、また前に進んだ時、

最初は難しいと思った以前のダイアログ(対話)が、少し簡単だと思える瞬間があり

それが現在の私を支える最大の原動力かもしれません。


みなとみらい21
みなとみらい21 Tokyo Sky Blue 東京の建物と空の写真集より

つづく

119. 最初にゴールありき

今年の2月後半から始めた韓国語のSkype(スカイプ)レッスンは、予定通り進んでおり

2冊目のテキストも今月で終わりそうです。

ただ予定通りとは進み具合だけで、実際は覚えた先から忘れる状態が相変わらず続き、

向いていないのかもしれないと投げ出したくなる気持ちを抑えるのに苦労しています。


そんな中、ちょっと希望が持てる出来事がありました。

通っているスポーツクラブのフリーウエイトコーナーで顔見知りになった韓国人留学生

Jさんのことは以前ここで触れましたが、他にもう1人、完璧な「日本語ネイティブ」の

韓国の方がおり、最初は日本人だと思っていました。「韓国人です」 と言われても

「在日の方ですか?」 と聞かずにはいられない程、全く不自然な言い回しが無い完璧な

日本語なのでびっくりしました。子どもの頃に日本で過ごした経験もなく兵役を終えて

から来日し、勉強して現在に至っているとは本当に驚きです!

(この方もJさんなので 「釜山のJさん」 と、ここでは呼ばせて頂きます)

釜山のJさんも気さくな方でよく声をかけてくださるので、語学の効率良いマスター法を

聞いてみたいと以前から思っていましたが、いざ尋ねてみると、私が先ず尋ねられました。

「韓国語のゴールは何ですか?」

さすがにひとつのことを極めた人は着目点が違うなぁ~と感心し、始める前に到達点を

設定することが大事だと再認識しました。漠然と始めるのではなく 「ゴールは何か」を

明確にすること、これは以前にも日本人で韓国語を極めた方に言われていたのですが、

その時は今よりもっと手探りの状態だったため、具体的行動には移せないままでいました。

暗記は出来ないもののある程度の知識を得た現時点でその話を聞くと、以前より具体的に

「ではどうするのか?」 を真剣に考えるようになり、おすすめの シャドーイング に

ついて、よく説明されたサイトを見つけたので実践することになりました。

「理屈でなく体で覚える」 は、ハングルキーボードでも有効だと感じましたが、それ以上

に効果が望めるような気がします。

私のゴールは、「自分の思いを韓国語で伝えられるようになること」 ですが

当面の目標は以下のように感じるところまで行きたいです。


한국어는 공부하면 할수록 어려워져요.
韓国語は勉強すればするほど難しくなります。


韓国・釜山港の釜山大橋
韓国・釜山港の釜山大橋
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