38. クロッシング ~祈りの大地~ 続報

1月末から2月初めにかけて、北朝鮮の悲惨な状況と脱北者の過酷な現実をリアルに描いた

韓国映画 「クロッシング ~祈りの大地~」 の日本上映が決定したことを受けて、このブログで

詳細 を紹介しました。 その時点では、2010年4月17日より東京渋谷・ユーロスペース

での公開のみ決定していましたが、その後、以下の通り公開が拡大されました。


4月17日~  渋谷・ユーロスペース、名古屋・シネマスコーレ

5月 1日~  銀座シネ・パトス、千葉劇場、シネマート心斎橋

追って~    札幌シアター・キノ、福岡KBCシネマ、京都みなみ会館、広島サロンシネマ



クロッシング オフィシャルサイト も リニューアルされましたので、お近くの皆さまは確認の上

ぜひ、足を運んで頂きたくお願い致します。


それから2008年6月にNHKで放送されたニュース番組を You Tube で見つけました。

「クロッシング ~祈りの大地~」が韓国で公開され、追って日本でも間もなく上映される

かのように紹介されていますが、実際はその約2年後となり、上映決定までの間に紆余曲折

あったことが伺えます。又、今年1月29日、キム・テギュン監督来日会見の模様も同時に

見つけました。一緒に参加された脱北者の女性 キム・ジョングムさんの純朴で美しい涙に

思わず息を飲み、その後、胸が苦しくなるような悲しさを覚えました。



2008年6月 NHKで放送されたニュース番組 by LunaticEclipseJapan2 さま



2010年1月 キム・テギュン監督来日会見 by SankeiNews さま


この映画が1人でも多くの人の心に届いて、1人でも多くの人が権力の鎖で繋がれた人々に

関心を持って、1日も早く解放されるように願い続けることが、大切な第1歩ではないでしょうか。

48. 「クロッシング」 いよいよ明日から!


大ヒットしますように…

公開劇場は、北海道から沖縄まで、ぞくぞく拡大中です。

雨の中のヨンスとジュン


以下は 映画 『クロッシング』 オフィシャルサイト よりそのまま引用しました。


初日舞台挨拶とトークイベント決定しました!!

渋谷ユーロスペースにて、初日舞台挨拶、2日目トークイベント、
 銀座シネパトスにて、5月1日トークイベントを行います!!

◎4月17日(土) @渋谷ユーロスペース
   時 間:12:05~回の上映前
  ゲスト:横田滋・早紀江夫妻
       石高健次氏(朝日放送プロデューサー)
   拉致被害者である横田めぐみさんのご両親にお越しいただきます。
   めぐみさんが拉致されたことを突き止め、ご両親に最初に連絡された石高氏。
   横田夫妻とともに本作の公開意義についてお話いただきます。

 ◎4月18日(日) @渋谷ユーロスペース
   時 間:12:05~回の上映終了後
  ゲスト:野口孝行氏
   北朝鮮難民救援基金のコアメンバーである野口氏。
   2003年、脱北者支援活動中に中国公安当局に逮捕され、243日間の獄中生活を送る。
   2009年、中国入国禁止期間は解けたが、北朝鮮による国際手配は続いている。
   この春、その体験記を刊行。
   【脱北、逃避行 NGO日本人青年の脱北者支援活動と中国獄中243日】(新人物往来社)
   脱北支援について語っていただきます。

 ◎5月1日(土) @銀座シネパトス
   時間:17:10~回の上映終了後
  ゲスト:加藤博氏、勝谷誠彦氏
   北朝鮮難民救援基金の理事長である加藤博氏。
   過激なコメンテーター、コラムニストである勝谷誠彦氏。
   両氏は、週刊文春記者時代の師弟関係にある。
   北朝鮮へ潜入取材も経験。
   自身の体験を交えながら、本作についてのトークを繰り広げていただきます。
 

   
4月17日を封切りに、全国で命がけのロードショーが始まります!!

2010年4月17日(土)より、 渋谷・ユーロスペース、名古屋シネマスコーレ、

2010年5月1日(土)より、 銀座・シネパトス、千葉劇場、シネマート心斎橋、

2010年5月8日(土)より、フォーラム仙台、フォーラム八戸、

2010年5月15日(土)より、横浜シネマ・ジャック&ベティ、

2010年5月22日(土)より、フォーラム福島、岡山シネマクレール、

2010年6月5日(土)より、フォーラム盛岡、

2010年6月12日(土)より、京都みなみ会館、札幌シアターキノ、

2010年6月19日(土)より、フォーラム山形、

2010年6月26日(土)より、福岡・KBCシネマ、静岡シネ・ギャラリー、

2010年6月27日(日)より、静岡・シネマe-ra、

2010年7月3日(土)より、静岡・フジサワ中央、

2010年7月17日(土)より、川越スカラ座、

ほか、全国順次 

 神戸映画資料館、広島サロンシネマ、山口テアトル徳山、
 沖縄桜坂劇場、福井メトロ劇場、長野ロキシー、松本エンザギ、
 上田でんきかん、甲府シアターセントラルBe、などなど拡大中・・・
 

49. 「クロッシング」 公開初日 大盛況!

日本列島上空に流れ込んだ強い寒気のため、17日早朝、東京でも雪が降り気象庁によると

1969年に観測して以来、最も遅い降雪記録に並んだそうです。

ちょうど 「クロッシング」 の公開初日にあたり、天気が悪くては出足に影響が出ないか

少し気がかりでしたが、天候は回復し早々に雪も解けて、ほっとしました。

そして、昨日の初回は、定員20%超の満席立ち見が出るほどの大盛況とのことでした!

予想以上に幸先良いスタートを切れて嬉しいです。

この調子で全国津々浦々まで共感の輪が広がることを大いに期待しています。


中国へ渡る父を見送る息子


以下は、映画 『クロッシング』 オフィシャルサイト よりそのまま引用しました。


クロッシング 公開初日を迎えました!!
 
 2010.04.17 Saturday
 本日、無事、公開初日を迎えました!!
 おかげさまで、初回は定員20%超の満席立ち見となりました。
 ゲストでお越しいただきましたのは、横田めぐみさんのご両親、
 横田滋さん、早紀江さんご夫妻、 石高健次氏です。
 石高氏は、横田夫妻にめぐみさんが拉致被害者であることを
 最初に伝えた、 朝日放送のプロデューサーです。
 
 石高氏と横田夫妻が出会ってから13年、まだ、残念ながら
 解決にいたっておりません。 
 横田夫妻は、 「映画を通じて、国民の皆さまが、もっと
 関心を持ち、世論が政治を動かすようになってほしい」
 と、お話されました。 (中略)   
 テレビ朝日、日本テレビ、TBSテレビ、各局より、
 ニュースで報道されるとのことです。
 
 ご来場の皆さま、横田夫妻、石高さま、マスコミの皆さま、
 本日はご来場、 誠にありがとうございます。 
 引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

52. この本がフィクションだったなら

4月17日に封切りされた 「クロッシング」 が各方面で大きな反響を呼んでいます。

私は事前に鑑賞し自信を持ってお薦めしたい素晴らしい作品だと思い、このブログでも

たびたび紹介してきましたが、正直言って、これほど話題になりマスコミにも好意的に

取り上げてもらえるとは思っていなかったので嬉しい限りです。

この困難な世の中では 「自分のことで精一杯」「映画は娯楽だから楽しくないと…」と、

考える人がもっと多いかと思っていましたが、世の中まだまだ捨てたものではないですね。


それで私は、脱北者の現実をもっと深く知りたいと思い、今度は本を読み始めました。

脱北、逃避行  野口 孝行 著
  脱北、逃避行  野口 孝行 著


体調が優れない時などは読みたくないような、重苦しく辛い内容を覚悟していたところ

文章の巧みさから来るものなのか、冒頭からぐいっと引き込まれました。

何故か緊迫感がとても心地良く、ノンストップで行けそうな面白さではありませんか!!

表紙画像をご覧になって頂ければ、「面白い」 などとは不謹慎と思われるかもしれませんが

この本が現実に起こったことではなく、フィクションだったとしたら、優れたサスペンス小説

として、もてはやされるかもしれないとさえ思いました。

読者の目線は、著者の野口さんとなり、野口さんの体験を、そのまま自分自身が演じて

いるかのような錯覚に駆られます。時間に余裕があれば一気に読み終わったはずですが

最近とても忙しく、細切れの読書を余儀なくされ、残念ながらまだ途中です。

いずれ落ち着いたら、じっくり感想を書きたいと思いますが、これほど面白い作品は

最近にはなかったので、なんだか先走って失礼しました。


ふと我に返ると、この本は当然ノンフィクションで、本当に起こった出来事であり、

現在進行形で起こっている出来事だという事実が重くのしかかって来たものの、

いずれ迎えなければならない大きな変化を強く望む気持ちが勝って、跳ね除けました。

つづく

55. 「脱北、逃避行 (野口孝行 著)」 を読んで


成功。挫折。 そして投獄。
NGO日本人青年の脱北者支援活動と中国獄中243日
北朝鮮難民支援活動に従事し、現在も北朝鮮から国際手配される
著者が体験した脱北支援活動の緊迫した情勢と、中国当局の
人権軽視の実態を克明に伝えるノンフィクション。
(中経出版 HP より)


「地上の楽園」 は 「とんでもないこの世の地獄」 だった…

読み初めからこの作品に強く引き込まれながらも、忙しくて一気に読む時間が無く、早く先を

進めたいと思うことばかり頭から離れなかった数日間でしたが、ようやく身辺も少し落ち着き、

遂に読み終わりました。読み始めから興奮気味で、ここにも先日その様子を書きました

結局、最後までテンションが落ちることはありませんでした。

この本を手に取ったのは、映画「クロッシング」を観て疑問に思ったことが幾つかあり、

その答えの一部が見つかるような気がしたことと、北朝鮮難民を救援するとは具体的に

どのようなことなのか知りたかったからです。

読み終わった今、期待通り疑問は解決され、期待以上の内容だったと満足しています。

「クロッシング」での疑問とは、脱北ビジネスのブローカーと純然たるボランティアの

区別がつかない場面があったことで、その辺りがよく理解出来ました。

そして救援の具体的方法が作品の全般を通して書かれており、人助けとは言え、これほど

の危険を冒してまで困難なことに立ち向かうのかと驚き、同時に敬意の念を抱きました。

また脱北者も、北朝鮮で生まれ育った人だけに限らず、日本で生まれた元在日韓国・朝鮮人

や元在日韓国・朝鮮人を配偶者に持つ日本人が、1958年から始まった北朝鮮帰国事業で

渡ったケースなども含められていること、著者が救った、あるいは救おうとした脱北者も、

そのように日本に関わりのある人達だとわかりました。

脱北者は圧制の祖国をようやく逃れても、逃れた中国も安全な場所ではなく、その危険地帯

から安全な場所へ逃がす手助けをする 「日本の小さなNGOの大きな使命感」 に、同じ国民

というだけで、誇らしく思えて頭が下がりました。


この本で特に印象深いのは、中国当局の人権軽視の実態を克明に知らされて 「憎き中国」 の

はずですが、著者が関わった中国人は必ずしも悪い人ばかりではなく、むしろ愛すべき大勢

の人々が登場することです。そのことが、結局人間同士のことは時間をかけても人間同士が

解決出来るものだと教えられているかのようで、絶望の中にも希望があり、遥か遠い先には

見え隠れする僅かな光が姿を現わしました。


最後に、私が大号泣した場面を紹介します。

脱北者の淑子さんは、私と同じ東京生まれで年齢もほぼ同じ、17才まで東京で高校生活を

謳歌していたそうです。彼女は無事脱北を成功させた暁の安住先に、生活支援対策などで

好条件が整っている韓国ではなく、条件の悪い日本を強く希望しました。

それは淑子さんにとって故郷は日本であり、望郷の想いは、どんな苦労も厭わないほど強い

ものだったからです。淑子さんが17歳で日本を発ち北朝鮮行きの船に乗った時、大流行

していた太田裕美の「木綿のハンカチーフ」の歌詞が紹介されている場面で、私はおもわず

その歌を口ずさみ、涙でぐちゃぐちゃになりながら最後まで歌い続けました。

17歳の自分がもし、淑子さんだったら…

北朝鮮という、国とも言えないような国に対する憤りは最高潮に達しました。


木綿のハンカチーフ 太田裕美
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木綿のハンカチーフ 太田裕美

つづく
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