57. ショパンに逢いたい!

あの世に行って、もし 「歴史上の人物に逢わせてあげます」 と言われたら、しかも1人だけ

だとしたら、迷わず フレデリック・ショパン を希望します。

理由は、無謀な挑戦をして 腱鞘炎と肉離れに悩まされた私が身を持って感じたことは

流麗なメロディが本当は途轍もなく難解で技巧が必要なのに、実際はそのように聞こえない、

素人の言い分として 「どうしてそこまで難しくする必要があるのか」 尋ねてみたいからです。

「そんな失礼なことを言うものじゃないわ! 勝手に無理したあなたが悪いだけじゃない!」

と、ショパンをこよなく愛する方々に叱られてしまいそうですが、私がショパンだったら、

同じに聞こえるメロディなら、極力簡単に弾ける音符の並びにすると思うので、その辺りの

疑問をぶつけてみたいです。ポーランドに生まれ、20歳で祖国を離れ39歳でこの世を去る

まで、政情の関係などで、結局祖国に戻ることが出来なかった彼の 「心臓」 だけが、

ポーランドに埋葬されていることについても興味津々です。

「同じに聞こえるメロディなら極力簡単に」 は、あくまでもド素人の私の考えで、

途轍もなく難解で技巧が必要なメロディを、そのようなそぶりも見せないこと、そのものが

芸術の奥行きなのかもしれませんし、作曲家である以前に優れたピアノ奏者であった彼が

自分の弾きたい曲を思うがままに作っただけのような気もします。


ところで、「夢中になると目の前のことが見えなくなる」 とは、よく聞く話ですが、私自身も

ショパンに夢中になり過ぎて 「目の前にあるもの」 が、見えなかったことがあります。

それは、家のピアノが置かれている壁に飾ってある絵でした。

ピアノに向って座り、少し目の位置を高くすれば、見えたはずの絵…


ショパンの肖像 油絵(未完成)
ショパンの肖像 油絵(未完成)


私が突然ピアノに挑戦し始めた頃、父によって書かれたショパンの油絵、その存在に実際

気づいたのは、随分後になってからでした。どんなに下手なピアノでも、家のピアノで

ショパンの曲が弾かれている現実が嬉しかったのかもしれません。

お世辞にも上手な絵ではありませんが、ショパンによって家族の絆も深まったようで

ショパンに逢いたい1番の理由は、感謝の気持ちを伝えたいことかもしれないと思いました。

現在は最大の興味がピアノから韓国語に移り、もしかしたらショパンの絵のように

「目の前にあるものが見えていないかもしれない」 と、近い周辺をよく見回すことも

忘れないように心がけています(笑)


絵は未完成のままです。たぶん、私のピアノが未完成だからでしょう…
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