47. 人事を尽くして天命を待つ

現在、日本で就職活動の真只中にある韓国人留学生のJさんから 「本命の某大手企業の

最終面接を明日に控えているので何かアドバイスをお願いしたい」 と言われ、昨夜は一緒

に食事をしながらいろいろな話をしました。優秀で努力家のJさんには教わることが多く、

私がアドバイスすることなど皆無に等しいと思いましたが、ここの「3. 思いが形になる時」

に書いたように、周囲から度々言われる私の 「ポジティブなエネルギー」 が役に立つこと

も多少はあるかもしれないと考え応じました。

Jさんは5年前に来日し、2年間アルバイトしながら日本語学校で言葉を学び、その後

日本の一流私立大学に入学してこの4月からは4年生。 私は近所のスポーツクラブの

フリーウエイト のコーナーで顔見知りになり、「俳優イ・ジョンジェのファンです」 と

例によってお馴染みの挨拶をすると 「砂時計 夢中で観ましたよ。格好良くて、あの時は

本当にボティガードに憧れました」 と、優しい返事をもらって以来、顔を合わすと言葉を

交し少しずつお互いのパーソナリティを知り合うようになりました。


スポーツクラブ
スポーツクラブ(NAS HPより

就職超氷河期と言われて久しい昨今、日本の超一流企業に就職するのは学生にとって

相当難しいことだと察しますが、言葉の壁により留学生には尚更ハードルが高いようです。

受験者が一万人以上のところもざらにあり、先ず日本人と全く同じ筆記試験を受け、

高得点を取らないと面接に進めない企業が大半の中、第一志望の会社で最終面接まで

こぎつけたことだけでも立派だと感心しています。昨夜はエントリーシートを見せてもらい

志望動機を始め、これまでの面接で話してきたことなどを聞く限り、日本人学生にして往々

に見受けられるマニュアル的な通り一遍等の言葉は無く、無理やりこじつけたようで偽善的

に聞こえる 「社会貢献したい」 も無く、自分の言葉で熱く語る内容に感銘を受けました。

勉強方法もオリジナリティに溢れ、そのシステムはいずれ社会に出て応用可能だと思える

ほどの優れものでした。 「自分だけ良ければ他人のことなどどうでも良い」 或いは、

「自分のことで精一杯、他人のことなど関知している余裕はない」 の風潮が蔓延する

現代社会で、自分が開拓者になって後に続く人に道筋をつけたいと言い、自身で得た

知識や情報を惜しげもなく同級生や後輩に提供する寛容さにも心を打たれました。


これほど真摯に取り組めば良い結果が必ず出ると確信した私は 「正しい動機があり、

間違っていることは全く無く、やるべきことは全てやったと思うので、心配しないで

自信を持って最終面接に望んでください。」と、言うことしか出来ませんでした。


逆に、韓国語のマスターに手間取っている私には本当に良い刺激となり、だいたい勉強

時間が少なすぎると反省しきり、また 「外国語を習う時、自分は何も知らない生まれたての

赤ちゃんだと思って、深く考えずに聴いたままを受け入れる姿勢で取り組むといいですよ」

と言われ納得しました。例えば 「McDonald's」 を 「マクドナルド」 だと思い込んでいる

ことを忘れて、「맥도날드(メクトォナルドゥ)」 と聴こえたまま発音すればよいのだとか。


その上、アドバイスをする立場も忘れて、自分が現在見切り発車した日韓草の根交流に

関して熱く語ってしまいました…  

私も 「人事を尽くして天命を待つ」 立場になってみたいものだと、いえ、必ずなろうと決意し

今朝はJさんの合格を我が家の水神さまに頼みました。
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