455. 台風26号で伊豆大島に甚大な被害

今日は朝から台風26号により伊豆大島に甚大な被害が出たニュースに触れて動揺しています。

ダイビングを始めて間もない頃、東京の竹芝桟橋から東海汽船に乗って度々訪れた伊豆大島を

第二の故郷だと思うほど好きだったので胸が痛みます。


島には大きな港が2つあって海の状況により元町港か岡田港のいずれかに到着し出航するので

「今日はどちらかな?」 といつも気に留めていたことさえ今となれば懐かしい思い出です。

海外の珊瑚礁をまだ知らなかったので岡田港に近い 「秋の浜」 の海中に広がる お花畑

(ソフトコーラルやイソギンチャク等が群生する場所)の美しさに驚き、食卓でおなじみの魚が

群れをなしている姿にも感動しました。それでも何度か潜っていると別のポイントにも興味が湧き

代表的なポイントをひと通り潜ってみると、結局 「秋の浜」 に勝るところはないとわかり、

また 「秋の浜」 に戻れば良かったのですが…

当時は全くと言っていいほど海のことを知らなかったので(現在もわからないことばかりですが)

「秋の浜」 に戻らず向ったところは、「赤禿(あかっぱげ)」 と呼ばれる元町港から比較的近い

釣り場でした。釣り場と言ってもその時は釣り人も誰もおらず、そこは、民宿でタンクを借りて

やって来た私たち素人ダイバーの独壇場でした。(ちなみに現在の 「赤禿(あかっぱげ)」 は、

2010年 伊豆大島ジオパーク 海岸沿いと周辺 ジオサイト73 番に認定され整備されています)

無風状態で海も凪いでおり沖に向って歩いて行くだけで簡単にエントリー出来るゴロタ石の海岸、

足が着かなくなる前に潜水を開始すると、 「秋の浜」 では見かけなかったイシダイ、イシガキダイ、

メジナ等が登場して、遂に 「秋の浜」 に勝るポイントを発見! と歓喜したのも束の間…

そろそろタンクの残圧が少なくなってきたので戻ろうと岸の方向にUターンした瞬間、忘れもしない

猛烈な強さの沖に向かう潮流に行く手を阻まれました。どんどん沖に流されながら、ここで潜りたいと

言い出したのは私だったと後悔し、海岸には人影もなく船も通らなかったことから助けてくれる人も

いないだろうと絶望しました。でも、そう思いながら既に岸に向かってフィンを蹴っていました。

習った訳でもないのに通常とは違うフィンの掻き方、足の動かし方、水中での姿勢をとって

海底を這うようにして手も使って戻ったような気がします。まさに火事場の馬鹿力でした。

命からがら岸に辿り着いた時の喜びを忘れることはないでしょう。

1982年12月4日 伊豆大島から多くの教訓を得ました。当然のこととして自然を侮ってはいけない。

未知な領域に他人を巻き込んではいけない。すぐに絶望してはいけない。最後は自分を信じる。


時間を追うごとに死者の人数が増えて辛いですが、

1人でも多くの行方不明者が絶望せずに救助を待ってほしいと祈っています。
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