320. 肩肘をはらない談話室  「金順子が語る今思う事 」

7月25日(水)14:00~ NPO法人ハヌルハウス が 第2・第4 水曜日に開いている

「肩肘をはらない談話室」 に、私が大ファンであり尊敬する 韓国伝統舞踊家 金順子

(キム・スンジャ)先生がお見えになると知り、仕事を午前中で切上げて参加しました。


ハヌルハウスは 映画監督 前田憲ニ氏が主催するNOP法人で活動の目的は以下の通りです。

日本人、在日韓国・朝鮮人、韓国・朝鮮人、中国人等東アジア地域の市民を対象に、
歴史学、語学、文学、民俗学、考古学又は絵画、映像等による人的交流をもとにした創造
的文化活動を行い、東アジアの歴史と文化について相互理解を深めると共に、創造的
文化活動に関わる情報を発信し、市民による国際交流の促進に寄与することを目的とする。



度々このブログや HP で触れているように、主人公が脱北者の韓国映画 「タイフーン」

との出逢いが私の生き方を変えるきっかけになったので、交流を日本と韓国だけに限定

するのは不本意なことです。よって前田監督が活動対象を広く明確にされていると

Web上で事前に読ませて頂き、その点に共感したことも参加を決めた理由のひとつです。


座談会のタイトルは 「金順子(キム・スンジャ)が語る今思う事 」 でした。

在日二世として宮城県に生まれ18歳で韓国文化芸術に出逢い踊り続けた半生は、どう考えても

平坦なはずがありません。日本でも本国でも差別と向き合いながら様々な苦難を経験されたと

容易に想像できますが、それに関してはあまり多くを語らず、明るく飄々と乗り越えて力強く

生き抜いてこられた先生のお話には説得力があります。今回は日本の老人施設を慰問した時に

心と口を閉ざし続けていた在日の方が語り初めてくれた、日頃は韓国に無関心な日本人の

お年寄りが自然に太鼓のリズムに乗って体を動かし「また来てほしい」 と切望されたなど

のエピソードを伺いました。そして、そのように大勢の 「心と魂」 を鼓舞する先生の

並外れたパワーの源は、以下の言葉に集約されていると私は確信しました。


「憎んでいる人は誰1人もいません。出逢った全ての人に感謝しています。」



実際この言葉を聞いて、どれくらいの人が言葉通りに受け取れるでしょうか?

「誰1人も憎んでいない?」 「全ての人に感謝?」 「そんなはずはない。綺麗事だ。」

そう思われても仕方ないほど、「出逢った全ての人を憎まず感謝する」 のは普通の人間には

至難の業です。私自身それが理想であり、常にそうしているつもりでも、少し油断すると

心の片隅で過去の苦い体験が充満し、赦したはずの恨みが再び燻ってしまいます。

直接関わった方でしたら理解して頂けると思いますが、先生の言葉には嘘偽りがありません。


本当に誰も憎んでいないからこそ輝いておられるのです。


言葉を変えれば、いかなる環境に生まれ育ったとしても、いかなる困難が襲いかかろうと、

誰にでもチャンスは与えられているはずなのに憎しみを捨てられないからこそ、成功出来ない、

幸せになれない、輝けないのです。

個人単位でも難しい 「赦し」 は、それが家族や地域社会や国家間の問題になれば、ますます

複雑で困難な行為でしょう。 「赦しを乞う立場」 にある場合は特に 「全てを赦しましょう!」 

とは言い難いものです。それでも私が敢えて言う理由は、赦しの本質が、相手のためになる

ものではなく、自分のためになるものだと気づいているからです。

どうか、自分自身の、自分の家族の、自分の地域の、自分の国の、発展と幸せと輝きのため

全てを解放して赦してください。金順子先生の輝きが真実を証明しています。


アットホームな座談会は終始穏やかな雰囲気が漂っていたのでリラックスして楽しめました。

100% 共感出来る主義主張を持った人を探し求めるより、少しでも共通点があればお互いに

歩み寄みより理解を深め合うことも重要だと感じた有意義な集いだったと思います。

参加者の皆さま、ありがとうございました。
関連記事
プロフィール
カテゴリ
管理人へのメールはこちら

初めての方は、送信される前に
カテゴリ「メールの返信について」を
ご一読くださいますようお願いします。


e-mail


メールは公開されません。

CalendArchive
CASIO-Calendar
QRコード
QR
template
・template サブカルシート HiRo
・background-image kaze-sora.com
・header-image JJGallery
リンク