28. 今日1日だけのために来たソウル ③

~祖国(南北)統一への願い~

「韓国(朝鮮)戦争室」を、勃発の背景、北朝鮮の侵略、国連軍の参戦、中共軍の介入、

戦争膠着、休戦と順を追ってT氏に案内して頂きました。膨大な「資料と遺物」ばかりでなく

想像力をかきたてられるレプリカとジオラマの精巧な出来映えが目を引きます。

1950年6月25日の朝、北朝鮮軍の奇襲攻撃で突然始まった戦争、3日でソウルが陥落し、

3ヶ月で国土の90%以上を占領されてしまった経緯が、たぶん「小学生が見てもわかるように」

を基準として説明されており、見学する者が奇襲攻撃をかけてきた北朝鮮軍に憎悪の感情

を過度に抱くような説明はなく、ただ淡々と次の出来事へと流れて行きます。

その様子を観て、私がソウルで実際に韓国の方と触れ合ってお聞きしたかった答えが、

既にあるような気がしました。


「本当に韓国の人々は南北統一を望んでいるのか」


少なくとも「戦争記念館」の存在のコンセプトは、まさに南北統一を成し遂げたいために、

冷静に歴史の流れを見つめ、戦争の教訓は戦争を防ぐことに生かし、それでも戦争が起きて

しまったら勇気を持って祖国を守りましょうと訴えているように思います。

そしてT氏もまた同様に考えておられ、世論も一時期は、統一によって面倒なことを背負い

込みたくないとの意見も多かったようですが、最近はまた流れが変って来たとのこと、私は

日韓の友好的交流と南北統一を願うことは同時に行っても良いのだとわかって安心しました。

攻めてきた北朝鮮兵の中には、どうみても小学生にしかみえない少年がおり、突然攻められた

韓国では、学生や在日の方々が志願して勇敢に戦う姿があり、胸を締め付けられるような

さまざまな展示も同一民族に対する配慮に溢れるものでした。


戦争記念館 兄弟の像
戦争記念館 映画「ブラザーフッド」のモデルになった兄弟の像

戦争記念館 屋外展示
戦争記念館 屋外展示の様子


ちなみに38度線の意味は、日本が第二次世界大戦に敗戦し、日本軍の武装解除作業

を「関東軍司令部(陸軍の総軍)」があった38度線より以北をソ連が、「日本の大本営

司令部(天皇直属の戦争のための総司令部)」があった38度線より以南をアメリカが、

担当したことによるものです。

つづく
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