610. 秋の全州(チョンジュ)・利川(イチョン)の旅 ⑦

9月27日(土)4日目 その2

17時過ぎにHさんの車はロッテシティホテル金浦空港に無事到着し、今日のお礼に好きなものでも

ご馳走する予定でしたが、Hさんに急用が入ったため、ここでお別れとなりました。

明日の最終日は時間が許す限り、ケファ駅に近いチムジルバンでのんびりするつもりでいたので、

夕食前にロッテマートに行って一気に買い物(お土産)を済ませることにしました。


ロッテマート 金浦空港店

食料品ばかりでなく日用雑貨・化粧品も揃う便利なロッテマートですが、2012年から韓国政府の

通達により月2回の休業日が設けられるようになったそうで、買い物したい日が定休日に当たると、

いくら便利な場所に泊まっても予定が狂ってしまうので要注意だと思いました。

ロッテマート 金浦空港店 HP に休業日情報があるので出かける際はぜひチェックしてください。)

近頃、私は食品の安全に関する意識が強くなり、職場のお土産にも細心の注意を払って選びました。

宗家のキムチは賞味期限が短めですが、はくさい・唐辛子・にんにく・生姜・塩など材料が全て韓国産で

品質管理も万全だと定評があり、とても美味しいと好評でした。 清浄園 スンチャン コチュジャンも、

韓国産米100%で、合成保存料・着色料・化学調味料が一切使用されていないので安心して買いました。

韓国海苔は、あまりにも種類が多くて確認するのが大変だったので、店員さんに海苔・塩・ごま油などが

全て韓国産で、お薦めの品はどれですかと尋ねてから購入しました。


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종가집 맛김치(宗家 味キムチ)200g×5・청정원 순창고추장 (清浄園 スンチャン コチュジャン) 60g×3 


韓食ソダムギル

買い物を終え部屋に戻ってある程度の荷物整理をしてから、ロッテモール金浦空港の地下1階にある

韓国料理専門のフードテーマパーク 韓食ソダムギル で夕食を取ることにしました。

詳細は コネスト に詳しい説明が載っていますので参照してください。

但し、<食事系店舗>に変更はありませんでしたが、<屋台エリアのおやつ>は紹介されている中で

営業していたのは「皇帝ホットク」のみで、 あとから「ソダンジョン」という店だけが加わったようです。

実は、わざわざ全州に行って名物の全州ビビンバを食べそびれてしまい、残念過ぎる思いをどうにか

解消したいものの、お昼に量が多い石釜飯定食を食べて、お腹があまり空いていない状態だったので

話のタネにと 韓食ソダムギル の全州屋(チョンジュオッ)で全州ビビンバを食べることにして…

あまり期待せずに食べた金浦の全州ビビンバは、予想以上に美味しかったのでほっとしました。


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韓食ソダムギル 案内板(韓国語・英語・日本語)・プルコギ名家 (ミョンガ)

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皇帝(ファンジェ)ホットク・威興麺家 (ハムンミョンガ)

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全州屋(チョンジュオッ)・全州ビビンバW8500 ビールW2500

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全州ビビンバの解説板(韓国語・英語・日本語)


食後はロッテモール内のロッテ百貨店も見てから部屋に戻りました。 とにかく宿泊ホテル周辺で

大抵の用事を済ますことが出来るので、時間の節約と体力の温存の観点からも最高のホテルでした。


9月28日(日)5日目

いよいよ最終日となり、8:30にチェックアウトして荷物をフロントに預け、地下鉄5号線で1駅目にある

ケファサンランド に向かいました。そこで13時まで過ごし、ホテルで荷物を受け取って空港に行けば

2時間以上前に搭乗手続きが可能なので、飛行機は通路側の席でないと絶対に困るという友人の意向を

最優先に時間を逆算して計画を立てました。


サウナ・チムジルバン ケファサンランド

地下鉄5号線ケファ駅からの行き方は以下の通りです。


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①地下鉄5号線 ケファ駅 2番出口から外に出ます。
②2番出口のすぐ前にある横断歩道を渡ります。


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③横断歩道を渡ったら、帰る時に行き過ぎないよう振り返ってケファ駅を確認します。
④ケファ駅2番出口から見て右手の方向に歩道を真っ直ぐ3分ほど歩きます。


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⑤前方に薄茶色に赤地で「サウナ」と表示された建物が見えてきます。
⑥ケファサンランドが入っている「ヨルリンビル」です。


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⑦エレベーターで地下1階に降ります。
⑧降りるとケファサンランドの受付です。



ケファサンランド は地下1階がサウナ、地下2階がチムジルバンになっており、受付で料金を支払う際に

サウナだけの利用か、両方利用するか尋ねられます。サウナのみがW7000両方の利用がW8000 なので

迷わず両方にして、番号付の鍵とタオル2枚と上下のウェアを受け取り、受け取った鍵番号の靴箱に

靴を入れてから、女子のロッカールームに行って、やはり鍵番号のロッカーに荷物を入れて着替えました。

ロッカールーム内に売店があり、垢すりとマッサージの受付は売店にお願いします。

垢すりはW17000、垢すりと全身のマッサージがセットになったコースは時間の長さで3タイプあり、

45分W30000のコースをお願いしました。店内での買い物と食事は鍵を示すだけの後払いですが、

垢すりは現金を直接施術する人に手渡します。垢すりは 때 W17000、垢すりと全身マッサージの

45分セットは 미니 마사지 W30000 と一覧表に書いてあります。

服を着たまま受ける一般的なスポーツマッサージは実施されておらず少し残念でしたが、

垢すりと全身のマッサージがセットになったコースは、想像以上に気持ちが良くて最高でした!

それが終ると地下2階のチムジルバンに移動して、一通りの部屋に入ってみました。

岩盤浴、炭窯、黄土サウナ、森林浴の部屋、 塩の部屋、冷たい部屋など、種類が豊富で

しかも館内はどこも掃除が行き届いており気持ち良く過ごせました。

私がこれまで行った韓国のチムジルバンの中で一番清潔だったような気がします。

昼食はチムジルバン内の食堂で早めに済ませました。私がスンドゥブチゲ、友人が冷麺を注文、

両方W5000で格安でしたが、とても美味しくて大満足でした。

最高の気分でケファサンランドを後にし、ホテルで荷物を受け取って空港に着いたのが13:20でした。

飛行機は定刻通りの航行で途中、美しい夕日と富士山を見ながら無事に羽田に到着し、

そこから聖蹟桜ヶ丘駅行のリムジンバスに乗り、疲れを感じることなく無事帰宅出来ました。

飛行機の便の選び方、ホテルの選び方によって、より快適な旅になったと満足しています。

「秋の全州(チョンジュ)・利川(イチョン)の旅」7回に渡りお付き合い頂きありがとうございました。
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609. 秋の全州(チョンジュ)・利川(イチョン)の旅 ⑥

9月27日(土)4日目 その1

この日はソウル在住の ランゲージエクスチェンジパートナーのHさん と一緒に、陶磁器と

美味しいお米で有名な利川を観光し、気に入ったものがあれば青磁器を買いたいと考えていました。

3年前に行った時 は、高速バスターミナルを 7:30 に出発して、利川市外バスターミナル に 8:35 に

定刻到着し、タクシー(6時間 W70000)で 海剛陶磁美術館 (ヘガン トジャギ ミスルグァン)

サギマッコル陶芸村山茱萸村(サンシュユマウル)六槐亭(ユクグァジョン)利川観光案内所

雪峰(ソルボン)公園利川市立月田美術館 (イチョン ウォルチョン ミスルグァン) トヤジアム

(TOYAseum )
雪峰国際彫刻公園利川市立博物館利川名物トルソッパプ(石釜飯)「コグン」

広州窯(クァンジョヨ) 韓国陶窯(ハングクトヨ) を回り、利川を15:00 出発するバスに乗り、

16:05 にはソウル高速バスターミナルに到着するという抜群に効率の良い旅でしたが、

今回は体調に不安がある友人を第一に考えて、ホテル出発は 9:00 と決めていました。

自分の車を出してホテルまで迎えに来てくれると言うHさんのご好意に甘え、

せめて待たせてはいけないとロビーには少し早めに降りて行きましたが既に待ってくれており、

1年ぶりの再会を喜び合って友人を紹介し、和やかな雰囲気で出発しましたが…

すぐに渋滞が始まり、利川に到着したのは11:30 でした。


雪峰公園・利川観光案内所

とりあえず雪峰公園に行って利川観光案内所で最新の案内書をもらい、さっと記念撮影してから…


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雪峰(ソルボン)公園の標識・シンボル的な人口湖


利川市立博物館

時間が無いので、どうしても外せない場所だけ回ることにして、先ず 利川市立博物館 に行きました。

無形文化財 饗宴展 「硯と華角、そして込められた芸術魂」 を開催中で、常設展示もリニューアルされ、

「歴史文化」・「陶芸文化」の2本立てのテーマが明確で、分かり易い展示内容に進化していました。


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利川市立博物館 入口・近代 陶工たちの作品コーナー

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利川市立博物館 中庭・特別展の案内


利川名物トルソッパプ(石釜飯)「コグン」

昼食は予め決めていた コグン で取りました。

お店は相変わらず綺麗で料理の内容も以前と同じでしたが、W18000 に値上がりしていました。

でも、この内容なら十分に満足で、Hさんも友人も美味しいと喜んでくれたので良かったです。


窯元 寿安 (スアン) 陶芸名品館

食事を終えると道路の向かい側にある 窯元 寿安陶芸名品館 に行きました。

以下の白黒写真は、通りに面した以前の名品館の建物ですが、現在はレストランに変わっており、

寿安陶芸名品館はレストランの後方にある建物の2階に移っていました。

よって売り場面積は狭くなり、ほしかった陶器のアクセサリーは扱いをやめてしまったようですが、

日本語の堪能なスタッフが対応してくれて、気に入った湯のみとマグカップを買うことが出来ました。


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以前の寿安陶芸名品館(現在はレストラン)・購入した湯呑 W25000 、マグカップ W30000


海剛陶磁美術館

3年前に訪れた時、休館中だった 海剛陶磁美術館 は、特別展 「現代陶 - 最後の時間を見つけて」が

2014年9月2日〜11月14日 の日程で開催されており、初めて入館することができました。

地下1階は「陶磁文化室」、1階は「企画展示室」、2階は「遺物展示室」で

日本語の説明版も設置されており、青磁に魅せられた私にとっては涎垂ものばかりでした。


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海剛陶磁美術館 入口・人間文化財 柳海剛氏が使っていた窯

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海剛陶磁美術館 2階・2階から見た青磁の壁

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1階 特別展 「現代陶芸 - 最後の時間を見つけて」 出展作品

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地下1階・始興芳山洞(シフンパンサンドン)青磁窯 模型 

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地下1階 陶磁器の装飾技法 案内図


じっくりと鑑賞したい気持ちはやまやまでしたが帰りの渋滞を考えると、ゆっくりもしていられず

後ろ髪を引かれる思いで利川を離れたのが14:30、ようやくソウルに着いたのは17:00過ぎでした。

「高速バスで行った場合」と「自家用車で行った場合」の比較みたいになってしまいましたが

ソウルとソウル近郊の深刻な渋滞を体験し、専用レーンのあるバスの快適さをあらためて知りました。

渋滞の中、運転してくれたHさん、本当にありがとう。お疲れさまでした。

9月27日(土)4日目 その2 へ つづく
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608. 秋の全州(チョンジュ)・利川(イチョン)の旅 ⑤

9月26日(金)3日目

この日は ホテル ル・ウィン をチェックアウトして全州からソウルに移動する日でしたが、

もともと体調に不安が多い友人に合わせ、出発はその時の体調によって決めることになっていました。

12時のチェックアウトまで部屋で寛ぐか、早めに出発してソウルのホテルにチェックインした時点で

調子が良ければ友人にとっては初体験の「ソウルの地下鉄に乗って近くの街まで足を延ばしてみる」

など選択肢が幾つかありました。 結局、食欲はないものの比較的調子が良いとのことだったので、

9時15分頃チッェクアウトして 全州空港バス停留所 にタクシーで向うことになりました。

ホテル ル・ウィン は全体的に古びた雰囲気でしたが清潔感があり、スタッフは皆さん感じが良く親切で

気持ちよく過ごすことが出来ましたし、何といっても抜群の立地条件に大満足でした。

タクシーは9時30分過ぎに 全州空港バス停留所 に到着し、金浦・仁川空港行き10時発の乗車券を

購入しました。ソウルから来る時とは違い、事前に乗車券を購入出来て、荷物をバスのトランクルームに

入れる係の人もいて、始発だと同じバス会社とは思えないほど諸々恵まれていました。


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全州空港バス停留所の乗車券売り場と待合室・全州⇒金浦空港 乗車券

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正安休憩所(チョンアンサービスエリア) 


全州を後にしてバスはソウルへと順調に走り続け、正安休憩所(チョンアンサービスエリア) には

1時間半くらいで到着し、トイレ休憩になりました。往路とは少し違う雰囲気が漂って規模も大きい

印象だったので何か美味しそうなものが売っていれば買おうと、きょろきょろ見回しましたが

結局何も買わずにバスに乗り込み、その先もバス専用レーンのお蔭で渋滞もなく、13時20分頃

金浦空港に到着しました。国際線と国内線の2カ所に停車するので目的に合わせて降りる場所に

注意する必要があり、私達は ロッテシティホテル金浦空港 に宿泊するので国際線で降りました。

すぐ前にある空港の建物は2階部分なので、先ず建物に入ってエスカレーターで1階に降りてから

外に出ると目の前に横断歩道があり、渡ると ロッテシティホテル金浦空港 の入り口が見えてきます。

空港の建物を出て徒歩5分もかからずにホテルに到着するという、これまでにない経験をしました!

スーツケースに不便な段差もなく快適です。幸い晴れていたので最短距離のこの方法で行けましたが、

天候が悪い時は地下から行く方法もあり、その場合はもう少し時間がかかると思います。

13時30分、ロッテシティホテル金浦空港 にロビーに着いてチェックインの14時には早過ぎたので

荷物をフロントに預けて、先ず ロッテマート に買い物に行きました。

以下の図のように、1階にあるホテルのロビーからエレベーターに乗って地下1階・2階に降りるだけで

百貨店、ショッピングモール、スーパーが出現するので便利過ぎて不思議な感覚になるほどです。

ロッテモール金浦空港 内は、ホテル宿泊客以外の人が大半ですが、エレベーターにカードキーを

タッチさせないと客室フロアに行けないようになっているので安心でした。

広大な売り場面積の ロッテマート で、飲み物・果物・パンなどを購入してホテルのホビーに戻ると

ちょうど14時になっていたのでチェックインして客室に向かいました。


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ロッテモール金浦空港フロアガイド


客室は新しくすっきりしたデザインで、又、変圧器なしでも日本製の電化製品が使えて便利でした。

航空機の音は多少聞こえますが気になる程ではなく、口コミで問題になっていた有機溶剤の臭いも

全くありませんでした。体調に不安がある友人が心配だったので、「有機溶剤の臭いが無い部屋を

必ずお願いします」と事前にリクエストしていたことが功を奏したのか、有機溶剤の臭いは既に

解決済みなのか、定かではありませが、とにかく良かったです。


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ロッテシティホテル金浦空港 スタンダードツイン・バスルーム


暫く部屋で休憩した後、地下鉄9号線の金浦空港駅から特急に乗って汝矣島駅まで行き、周辺を散策し

再び9号線に乗って鷺梁津(ノリャンジン)駅まで行き、1号線に乗り換えて龍山駅に向かいました。


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汝矣島の銀杏並木・汝矣島のビル街


韓国の秋葉原と呼ばれている龍山は、韓国最大の電子電気流通街があり、龍山駅は地下鉄だけでなく

韓国鉄道公社(KORAIL)の主要な駅の1つです。巨大な I'PARKモール の中を歩いて、主要な映画

作品が公開される時、マスコミにも度々登場する 総合映画館CGV龍山 や、デジタル専門店などを

見てから、G館にあるレストラン街に行って、チムタクで有名なチェーン店・鳳雛(ポンチュ)チムタク

夕食を取ることにしました。チムタクは鶏・じゃがいも・春雨・野菜を醤油で煮た飽きのこない激辛の

安東(アンドン)料理で、メニューは1種類だけですが、私は大好きで友人にも好評でした。


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龍山I'PARKモール全体図

RIMG0185.jpg チッタク
龍山駅前・鳳雛(ポンチュ)チムタク 2人分W22,000、ビールW4000、ご飯W1000


地下鉄1号線と9号線で金浦空港駅に着いて、ロッテモール内にある人工着色料・香料不使用の

自然派アイスクリーム店 Natuur(ナチュール) でアイスクリームを食べてから部屋に戻りました。


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Natuur(ナチュール)アイスのメニュー ダブルカップW4500

9月27日(土)4日目 その1 へ つづく
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607. 秋の全州(チョンジュ)・利川(イチョン)の旅 ④

9月25日(木)2日目 その3

18時15分、ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらい、韓国ソリ(音)文化の殿堂 に向かいました。

全州市庁周辺の賑やかな場所は少し道が混んでいましたが、全北大学と全北大学病院の間を過ぎると

高台があり 文化の殿堂 と呼ぶに相応しい立派な建築物がいくつも見えてきて胸が高鳴りました。


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ホテル ル・ウィン から 韓国ソリ文化の殿堂 までの地図 タクシーで約20分 W6700

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韓国ソリ文化の殿堂 案内図・タクシーを降りた場所から撮影した名人ホール

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名人ホール付近から見た敷地内の国際会議場・敷地内の広大な広場


チケットは予め 全州韓日文化交流センター にメールでお願いし、19時に名人ホールロビーで

受け取り、日本からのツアーの方々(約50名)と一緒に入場することになっていました。

対応してくださった代表の萱沼さまには大変お世話になり、この場をお借りして御礼申し上げます。

私達が先に入場してから地元の方が続々と入場して満席となりキャンセル待ちも出るほどの盛況でした。

19時30分になると舞台に進行役の女性が登場し、日本からやって来た 金順子韓舞楽芸術団 の紹介と

最初の演目である「大平舞」の説明をして、いよいよ公演がスタートしました。


以下はプログラムを日本語にして一部補足したものです。

全羅北道立国楽院 木曜国楽芸術舞台 日本 金順子韓舞楽芸術団 招待公演

花 草 別 監 韓国伝統舞踊の夜  2014年9月25日(木)19時30分 

韓国ソリ文化の殿堂 名人ホール  主催 全羅北道立国楽院

プログラム

1 大平舞(テピョンム)  金順子、李重奎、金春江、琴龍淑、金栄華、李那美
韓国重要無形文化財第92号に指定されている太平舞は、王妃が国の平和と繁栄を
祈りながら踊る作品で韓国伝統舞踊の味わいと興趣を表現しています。
京畿道地方に古くから伝わるシャーマンの様々なリズムで構成されているのが特徴で
そのリズムに合わせて踊る足の動きは他の舞踊には見ることが出来ません。

2 城主プリ舞(ソンジュプリチュム)  金春江、琴龍淑、金栄華、吳優美、李那美
慶尚南道で生まれた民謡に合わせて踊る強靭さと柔らかさが共存する舞踊作品で、
「プリ」とは「解き放つ」又は「解放する」という意味です。

3 珍道口音サルプリ舞(チンドクウムサルプリチュム)  金順子
「サルプリ」とは持って生まれた悪い運勢の厄を払うという意味です。
白い布は、天と地・生と死を結び、恨(ハン)を解き放ち、
魂を天に昇華させていく大変スピリチュアルな作品です。

4 花草別監(ファチョピョルガム)  李重奎
人の生き様を歌った京畿民謡「倡夫打令(チャンプタリョン)に乗せて微妙な感情を表し、
人生の円熟期に別監(官職の男性)が人生の喜怒哀楽を反芻する作品です。
故 ソン・ファヨン・芸名:砂雁(サアン)氏の創作した最後の遺作です。

5 鳳山仮面劇 ミヤル婆さんの科場 (ポンサンタルチュム ミヤルハルミクァジャン)
重要無形文化財第17号に指定されている鳳山仮面劇のひとつです。
ミヤル婆さん (琴龍淑) は音信不通だった令監の夫 ヨンガム (金春江) と再開して
2人は喜び手を取り合って踊ります。そこに妾 (李那美) が現れるとヨンガムはさっと
妾の方に行ってしまい妾と踊ります。怒ったミヤル婆さんが別れてやるから財産をよこせと言い、
ヨンガムはお前に渡す財産はないと言って喧嘩になり、ミヤル婆さんが先に暴力を振るいますが、
最後にはヨンガムに暴力を振るわれて死んでしまいます。
ヨンガムは死んだミヤル婆さんの死を嘆きながら歌を歌いますが、
すぐに妾と一緒に立ち去ってしまうという悲劇です。

6 散調舞(月華夢)(サンジョチュム ウォルアチュム)  金順子
1890年代、パンソリの音楽的影響を受けて出来た散調の楽曲形式に合わせて、
女性の喜怒哀楽を表現する美しい舞踊作品です。

7 金剛山打令舞 (クムガンサンタリョンチュム)  金春江、琴龍淑、金栄華、吳優美、李那美
南道民謡「金剛山打令 」を背景にして、世界的にその景色が有名な金剛山の美しさを
伝統舞踊で描く作品です。


金順子(キム・スンジャ)
韓国重要無形文化財第92号大平舞 履修者
韓国重要無形文化財第92号大平舞保存会 日本東京支部支部長
在日韓国文化芸術協会 副支部長
教坊礼楽伝承会日本東京支部 支部長
金順子韓国伝統芸術研究院 主幹
金順子韓舞楽芸術団 代表
社団法人韓国国楽協会日本東京支部 初代支部長

李重奎(イ・ジュンギュ) 韓国重要無形文化財第92号大平舞 履修者 伝統芸学院ヌリチュムト代表
金春江(キム・チュンガン) 韓国重要無形文化財第92号大平舞 履修者
琴龍淑(クム・ヨンスク) 韓国重要無形文化財第92号大平舞 履修者
金栄華(キム・ヨンファ) 金順子韓舞楽芸術団 団員
吳優美(オ・ウミ) 金順子韓舞楽芸術団 団員 
李那美(イ・ナミ) 金順子韓舞楽芸術団 団員 

プログラムの内容はここまでです。


進行役の女性は一作品が終了する度に上手く間をとりながら金順子先生の人となりを紹介したり

丁寧に次の演目の説明をして、会場は熱気に包まれ、どの作品にも大きな拍手が送られました。

私は特に好きな大平舞とサルプリ舞を久々にじっくり楽しめて大満足でしたし、限られた時間の中で

作品選びと順番も最善だと感心しながら、地元の方々も質の高い韓国の伝統舞踊が日本で継承され

発展していることを感慨深く受け止めたに違いないと熱心に鑑賞する眼差しから確信できました。

美しい舞踊の演目の合間に 「鳳山仮面劇 ミヤル婆さんの科場」 が入ったことで、会場全体が

リラックスした雰囲気に変わって笑い声が聞こえ、悲劇を滑稽に描いた作品にも奥深さを感じました。

金順子先生のご尽力が実を結び、団員の方々の成長も目を見張るものがあり素晴らしい公演でした。


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開場前の名人ホール・公演終了後 出演者と記念撮影

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花草別監 ~韓国伝統舞踊の夜~ プログラム


21時頃、感動の余韻に包まれながら 韓国ソリ文化の殿堂 を後にしてタクシーでホテルに戻りました。

朝から晩まで盛り沢山で充実した1日の終わりには、MBC 水木ドラマ 私の生涯の春の日 を観て、

何故か カム・ウソン にときめきながら、友人と明日の計画を確認して眠りにつきました。

9月26日(金)3日目へ つづく
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606. 秋の全州(チョンジュ)・利川(イチョン)の旅 ③

9月25日(木)2日目 その2

ホテル ル・ウィン(旧 全州コアリベラホテル)に戻り、手作り石鹸や購入した品を置き、

しばらく部屋で休憩してから身軽な状態で、全州韓屋村 が一望できる場所に向かいました。


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コネスト 全州韓屋村 特集の地図 クリックすると大きくなります


全州韓屋村入口にある石碑 地図青4

ホテルの前から向かって右に200m ほど歩くと全州韓屋村入口にある石碑が見えてきます。

ここで記念撮影してから石碑の左にある坂道を 5分 ほど登ると丘の頂上に到着しました。


全州韓屋村入口にある石碑(地図青4) RIMG0162.jpg
全州韓屋村入口 石碑・(参考までに)地図緑2 付近にある全州韓屋村 石碑


梧木台(オモッデ) 地図青1

丘の頂上には、朝鮮王朝の創始者 李成桂(イ・ソンゲ)が1380年に南原市雲峰の荒山で

倭寇(海賊)と戦って勝利し、帰郷の途中で宴を催した場所である 梧木台 があります。

但し、ここからは全州韓屋村を眺めることは出来ません。

木製の階段で少し下ると、ようやく全州韓屋村の全貌が姿を現す場所があり感動的です。

又、総合案内版の近くにはホテル ル・ウィンが良く見える場所もあり、その近さに驚きました。

木製の階段で下まで降りると近くには、全州工芸品展示館 地図赤1全州名品館 地図赤2 

があり、陶磁器・木工製品・布織物・韓紙製品などの、雑貨・インテリア・アクセサリーが

展示・販売されており、全州ならではの名品を見て目の保養をしました。


梧木台 梨木台
梧木台(オモッテ)の宴会を催した建物・梨木台(イモッデ)の碑閣

RIMG0146.jpg 全州韓屋村が一望 2
木製の階段・全州韓屋村を一望できる場所

RIMG0144_20141013130719956.jpg 全州韓屋村が一望 4
全州韓屋村案内板・全州韓屋村とホテル ル ウィン


全州韓屋生活体験館・全州ソリ文化館・全州伝統酒博物館 地図緑1・地図緑2

梧木台(オモッテ)周辺を後にし、午前中に歩いたメインの通りへ戻り、細い路地に入って

立ち並ぶ韓屋を眺めながらそぞろ歩きしてから、小規模な博物館・資料館を次々訪れました。

メインの通りも、細い路地も、小規模な博物館・資料館も、韓国人観光客で賑わっていました。

全州韓屋生活体験館では、韓国人の学生が韓服を着て撮影し合う様子が微笑ましかったです。

但し、ここの韓服はチープな感じだったので、チョンウル伝統文化院の方がお薦めです。

全州はパンソリの本場でもあり、全州ソリ文化館 はパンソリの歴史を学べる資料館で、

パンソリの第一人者である オ・ジョンスク の記念館も併設されていました。

全州伝統酒博物館は、各自の家で酒を作る文化があった歴史を伝える博物館で、

家醸酒の試飲、人数が集まれば焼酎造り・マッコリ作りなどの体験講座も実施されています。


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韓屋が立ち並ぶ細い路地・典型的な全州の韓屋

全州韓屋生活体験館 地図緑2 4 全州韓屋生活体験館 地図緑2 2
全州韓屋生活体験館入口・全州韓屋生活体験館で韓服を試着する韓国人観光客

全州韓屋生活体験館 地図緑2 5 全州ソリ文化館
全州韓屋生活体験館の生活用品・全州ソリ文化館入口


茶花院で韓国伝統茶

予定していた名所と施設をだいだい回り終え、残すは 全州伝統韓紙院 だけとなりましたが

なかなか見つけられなかったため、茶花院で休憩して、そこで場所を尋ねることにしました。

外観も素敵ですが店内も落ち着いた雰囲気で、気さくな店主がにこやかに迎えてくれました。

なつめ茶はホット、五味子茶はアイスがお薦めだと言われ、その通りに注文してみると、

確かに美味しかったです。全州伝統韓紙院の場所もしっかり教えてもらいました。


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茶花院入口・茶花院の店内

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茶花院のメニュー・なつめ茶(テチュチャ)と五味子茶(オミジャチャ)


全州伝統韓紙院 地図赤3

全州伝統韓紙院は茶花院から近い場所にありました。職人さんが紙をすく作業を見学したり

書道用、東洋画用、工芸品用などの様々な韓紙を手にとって見ることが出来ました。


全州伝統韓紙院 地図赤3 2 全州伝統韓紙院 地図赤3
全州伝統韓紙院入口・全州伝統韓紙院 工場


コンオルムでコンナムルクッパの夕食

19時30分から始まる 金順子韓舞楽芸術団 の韓国伝統舞踊鑑賞のため、18時30分には

韓国ソリ(音)文化の殿堂へ向けてホテルを出発しなければならなかったので、

早めの夕食として、昨日と同じ コンオルム で 全州名物 コンナムルクッパ を食べました。

昼食の量が多過ぎたことや、時間も早かったので、お腹はすいていませんでしたが、

コンナムルクッパがあまりに美味しかったので、すっかり完食しました。


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コンナムルクッパ W6000 ・ コンナムルクッパに卵を入れた状態

9月25日(木)2日目 その3 へ つづく
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